手紙の二重唱

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風によせる
やさしいそよ風が
そよ風が
今宵さやかに
今宵さやかに
松の木陰に吹きましょう
松の木陰?松の木陰に吹きましょう
あとはおわかりになるはず
そうですわね、おわかりになりますわ

「何だかとってもダブルリードのおいしい曲だなぁ」これが第一印象でした。 この優しい感じがモーツァルトって感じで、好きです。映画「ショーシャンクの空に」 (1994年)に効果的に使われていました。冤罪でショーシャンク刑務所に収監された 主人公アンディは、放送室を占拠して図書室にあったレコードを流します。殺伐とした 刑務所に突然響き渡る二重唱。これを聴いた囚人の一人は「俺はこれが何の歌か わからないが、よほど美しい内容の歌なのだろう。豊かな歌声が我々の頭上に優しく 響き渡り、美しい鳥が塀を消すかのようだった。」とひとりごちます。極限状態に 置かれた者にとっての自由や希望の象徴として音楽が使われている例です。

「フィガロの結婚」は、ロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」の後日談に あたります。このオペラは、浮気・仕返し・性の倒錯・女性不信などすべてを乗り越えて めでたしめでたしで終わる、ドタバタラブコメです。テーマは少し「コシ・ファン・ トゥッテ」に似てるね。それは、「コシ〜」が「フィガロの結婚」に出てくるセリフ: 「女とはみんなこんなもの」っていうのをメインテーマに作られたからなのです。この 「手紙の二重唱」の「手紙」というのは、浮気性の伯爵を、夫人とその侍女スザンナが 懲らしめるために仕掛ける罠。伯爵夫人が、スザンナに口述筆記させている場面です。 これに伯爵はまんまとひっかかるけど、夫人が許してハッピーエンドなのです。

このオペラには、他にも「恋とはどんなものかしら(ケルビーノのアリア)」、 「もう飛ぶまいぞこの蝶々(フィガロのアリア)」など、有名な曲がたくさんあります。 いずれまた…


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