大学グリーンハーモニー合唱団第47回定期演奏会

(12-5-01)
@昭和女子大学人見記念講堂

曲目

無伴奏混声合唱のための組曲「子猫物語」(作曲:松下耕  作詞:谷川俊太郎)

子ども
走る
守る

混声合唱曲「季節へのまなざし」(作曲:荻久保和明  作詞:伊藤海彦)

ひらく
のびる
みのる
ゆめみる

ディズニーの世界(A.メンケン)
星に願いを
Heigh-Ho、Heigh-Ho
くまのプーさん
美女と野獣
Under the Sea

レクイエム op.48(フォーレ)
Introit Kyrie
Offertoire
Sanctus
Pie Jesu
Libera Me
In Paradism
讃美歌405番


高校の授業でカット版オペラ「魔笛」をやったとき、あたしは王子、 彼女は童子1でした。聖歌隊の一員であったと共に演技派でもあるという、 うってつけの人材でした。大学に進んでからもやはり合唱団に入ったらしい、 とは聞いていました。この日の招待券を友人273とあたしにくれたので、 大学に行くようになってから顔を合わすことがまったくなくなった彼女の ことを久しぶりに思い出す機会になりました。

あたしはずっと器楽でやってきたものだから、声楽は全く未知の世界 です。しかも、このコンサートはそこそこ知識をつけてきたオペラには関係 ない4部合唱。あたしは日本の学校でマトモに音楽を習ったのは小5まで だから、2部合唱までしか経験していません。どんな曲が聴けるのか、見当が つきませんでした。

「子猫物語」の作詞は、私が尊敬する詩人の一人、谷川俊太郎さんに よります。谷川さんはもう結構なお年なのに(失礼!)、いつまでも童心を 忘れないでいるというか、子どもの視点に立って世界を見ることができて、 かつその光景を新鮮な言葉で表してくれます。この4編の中でいちばん好き なのが、「夜」です。ある意味3番の「走る」も好きだったり。「はしるぅー はしるぅー」っていうフレーズが全体に散りばめられている曲。合唱団 みんなして気をつけの姿勢&くそまじめな顔で「はしるっ、はしるっ、 はしるっ、はしるっ」と歌われても、とあたしは1人客席でウケ続けました。 でも周りは真剣に聴いているのでヘコみました。

「季節へのまなざし」は、歌詞がよかったけど、曲風は現代音楽。 あたしはコテコテ古典音楽好きなので、戸惑いました。ピアニストは上手い んだろうけど、さっぱりわかりませんでした。何しろあの独特のハーモニー (あたしは不協和音だと思っている)に頭がガンガンしてきてしまい、時が 経つのが本当に長く思われた。どんなジャンルの音楽も味わってみようとは 思うのだけど、苦手な音楽の中でじっと座っていなきゃいけないというのは キツいです。

第三ステージのディズニーメドレー。プーさんを始めディズニーを愛する 273が、とても期待していました。あたしはそこまでディズニーファンじゃ ないけど、有名な曲ばかりだったから、判定はちょっと厳しめです。中でも メドレー最後の「Under the Sea」は、1人マラカスを振っていたのですが、 ノリがすこぶる悪いのです。あんな中途半端なら、最初からやらなきゃ いいのに。「もっとはじけたらいいのに!」と後の休憩であたしは息巻き ました。温厚な273も「練習不足だねぇ」の一言。

フォーレ「レクイエム」にいちばん練習時間を割いたと見ました。何せ ラテン語の原詩を7曲分も暗記しなきゃいけないので大変です。それに しても、とてもキレイな曲ばかりでした。フォーレは父親についで母親を 亡くした悲しみを、深く穏やかな慈愛の曲に変えているのです。人間的に 大きな人だったんだなぁと思います。そして敬虔な人だったのだなぁと 思いました。

全体的に、これは伝統だろうと思うけど、一まとまりごとに幕を上げ 下げし、その間の待ち時間が長いのが玉にキズでした。6時半開演、9時半 閉演は長い。

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