大学管弦楽団第80回定期演奏会

(5-26-02)
@昭和女子大学人見記念講堂

曲目

小組曲(ドビュッシー)
T 小舟にて
U 行列
V メヌエット
W バレエ
スペイン奇想曲(リムスキー=コルサコフ)
T アルボラーダ
U 変奏曲
V アルボラーダ
W 情景とジプシーの歌
X アストゥリア地方のファンダンゴ
交響曲第9番ホ短調「新世界より」(ドヴォルザーク)
T アダージオ
U ラルゴ
V スケルツォ・モルト・ヴィヴァーチェ
W アレグロ・コン・フオコ
組曲「水上の音楽」よりアリア (ヘンデル)
スラブ舞曲集よりNo.1(ドヴォルザーク)

現在通うキャンパスがあまりに僻地にあり、絶対に勉強と両立できないと 思って入らなかった大学オーケストラ。それでも高等部ブラバンズの先輩・ 後輩たち、ネットで知り合った団員など、知り合いが多いです。今回初めて オケの演奏会を聴きに行くにあたり、後輩M浦くんをゆすってチケットを ただで入手しました。ごめんね。

いざ行ってみると高等部ブラバンズのOG・OB、現役がたくさんいました。 「同窓会みたいだね」と、音楽大好きな社会担当のhoyap.com先生(オフ では初お目見え)に言われました。先生と、1年後輩の羽異くん&ぽちと 一緒に座りました。

ドビュッシーといえばあたしにとってはピアノ曲のイメージが強かった けど、この「小組曲」も元は4手のための連弾曲だったとのことです。しかし 管弦楽用に編曲されてから、やっと有名になったのだそう。「小舟にて」 は、なだらかに川を流れて行く小舟をフルート独奏が、さざなみをハープが 表している主題が美しいです。

「スペイン奇想曲」は、いくつかのスペイン民謡を組み合わせて作られた ということ。私はA.リードの「アルメニアン・ダンス」などの民謡系が 大好きです。この曲は、「アルボラーダ」部分を中学のときに吹奏楽 アレンジ版で吹いたことがあったので懐かしかったです。技巧的な ヴァイオリンのソロは、少し期待はずれでした。活きが良くないような。
やはり聴き所は第三楽章からでしょう。木管の難しいパッセージはよく 練習されていたと思います。でもハラハラしながら聴きました…。金管が 音程を外しまくっていました。
熱い作品なので、もっと弾けてほしかったのに、どうもうちの校風というか、 お上品に演奏されてしまった感があるように思います(あたしも高2の アンコンの時にトレーナーさんに指摘されたのだけど…)。興奮を抑えてる のだか、それとも表現力がお上品に留まってしまうのかわからないけど、 惜しいです。ただ例外としてObのぶれるひと氏は、HN通り本当にぶれていた ので感動しました。むしろぶれすぎて音程揺らがないのかなぁ、と演奏を 聴くまで不思議だったけど、安定しているようなので興味深いです。

「新世界より」。ボヘミアン・スタイルの流行っている今年にぴったりな 選曲じゃないかと。いい趣味。
あるゲーム用に、ダンスミュージックへアレンジされた激しい第4章が 私のケータイの着メロ。そして、下校の時刻に第2章がスピーカーから 流れる学校も多いはずです。とにかく有名なのです。
「新世界」とは、世界史を勉強した人ならわかると思いますが、ヨーロッパ から見たアメリカのことです。チェコ出身のドヴォルザークが、ニュー ヨークの国立音楽院長に就任するため来たアメリカで感じた「大都会 ニューヨークのたくましいエネルギーと生命力、巨大文明の圧力」が 第1楽章・第4楽章の激しさ・スケールの大きさにつながっているとのこと。 あたしにしてみると第四楽章の最初はハリウッド映画「ジョーズ」のメイン テーマを思い起こさせるので、イメージ遠からず。
第2楽章のイングリッシュ・ホルン独奏がキレイだったので、同業者として 嬉しかったです。ただ、その合いの手で出てくるクラリネットの音が立って いたのが惜しかったです。
第4楽章もやっぱりお上品に収まってしまっていたような。 せっかく演奏者と同じホール内にいるのに、どうして家でCD聴いてるのと 同じくらいの距離感を感じるのかなぁ。迫力が…。

ここからはアンコール。「水上の音楽」はイギリス王ジョージ1世が 催した、テームズ河での舟遊びのために作曲されました。当時のヘンデルは 人気が高く、王がたいへん気に入って3回の演奏を希望したといわれて います。
MIDIで聴けますが、「アリア」は優雅で伸びやかな曲で、使われる楽器は オブリガートのホルンと弦楽器、通奏低音のみ。豪華な響きが素敵な曲です。 これ上手かった。特にホルンなんか出だしが高いCなのに、きれいでした。
今年亡くなった団員が好きだった曲だということで、この後黙祷があり ました。

勢いの良い「スラブ舞曲第1番 ハ長調」で終わり。これは一度聴くと 頭の中をかけ巡る、3拍子のめまぐるしい曲。パーカッションがいちばん 楽しそうだと思います。あたし個人としては、速い曲はミスが目立たない ので大好きで(ぉぃ

演奏が終わって、差し入れに舞台袖行ったらトレーナーのおじいさんに 「邪魔」って怒られて悲しかったです。外に出ると、夕立で余計に悲し かったです。けど、いいもの聴かせてもらった。あたしも頑張ろう。 そして、次の演奏会も楽しみにしてます。

2style.net