バッハ・コレギウム・ジャパン J.S.バッハ 教会カンタータの夕べ

(6-30-04)
@ガウチャー記念礼拝堂

曲目

トッカータとフーガ 二短調 BWV565

讃美歌258番

カンタータ第38番「深き苦悩の淵から、私はあなたを呼びます」 BWV38
合唱「祈り:わが苦悩の叫びを聴き給え」
レチタティーヴォ(アルト)「救いはただイエスからのみ来る」
アリア(テノール)「悲しみの最中に聞く慰めの言葉」
レチタティーヴォ(ソプラノ)「弱き信仰者にもイエスの救い」
アリア(ソプラノ、アルト、バスの三重唱)「慰めの朝が現れる」
コラール「終わりのない救いの時来たる」
讃美歌第二編 228番

カンタータ第147番「心と口と行いと生活が」 BWV147
第一部
合唱「心と口と行いと生活が」
レチタティーヴォ(テノール)「祝福された口よ」
アリア(アルト)「おお、魂よ、恥じることはない」
レチタティーヴォ(バス)「頑なさは権力ある者の目を眩まし」
アリア(ソプラノ)「イエスよ、いま道を備えてください」
コラール「幸せなことに、わたしにはイエスがある」
第二部
アリア(テノール)「助け給え、イエスよ」
レチタティーヴォ(アルト)「全能の至高者の御手は」
アリア(バス)「わたしはイエスの奇跡を歌い」
コラール「イエスは常にわたしの喜び」


大学の授業「キリスト教音楽」の特別講座として企画された演奏会です。6時半 開演といっても場所が学校なのでドレスを着て行くわけに行かず、「カジュアル過ぎる のは嫌だし」とママに朝相談したら「服装で演奏する人への敬意を表すってことも あるのよ」と言われ、それはそうだと納得しました。ベージュのアンサンブルに花柄 フレアスカート、革パンプス。通学スタイルではないのでこそばゆかったけど、あまり 浮いてなくて良かったです。

開場前から長蛇の列ができていて、オケ・ブラバン関係や音楽好きの友達など 知っている顔がぽつぽついて楽しいです。鈴木雅明氏の姿を目にするのは去年の「BANYU いのちのコンサート」(No.16参照)以来ですが、バッハ・コレギウム・ジャパンとしては 初めてだったので、期待でいっぱいでした。

次に讃美歌258番を全員で歌いました。プロテスタントの讃美歌はルターによって 1524年に制定されましたが、会衆も共に歌うのが特徴なのだそうです。エルフルトに 入っていた「深き淵(profond)」というフレーズがたくさんの作曲家の創作意欲を刺激 してきたそうです。この曲は3の和音で終わるフリギア旋法で、中途半端な感じが天と 地の間をさまよう様子を表しているとのこと。

1724年、ライプツィヒにてルター讃美歌制定200年を記念し、毎週1つのコラールを 選んでその歌詞に基づいた礼拝を行うことになりました。バッハは約1年間で40の コラール・カンタータを作曲しました。

今回はコンチェルト・パラティーノという金管アンサンブルが入っていることが 特徴的だったようです。「ツィンク」と呼ばれるコルネット1本と、トロンボーン3本で 構成されています。ツィンクはトランペットのマウスピースと縦笛のような指穴がある ボディーを持っています。音は表情豊かで明るく細やか。理想の楽器として古くは大活躍 したそうです。バッハの頃には他の楽器にとって代わられていましたが、厳格な宗教的 意味を表現するためあえて古楽器ブラスアンサンブルを起用したとのこと。

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