08g.mid

(神殿の中から) ザラストロさま万歳!
何だい、あれは? 恐ろしくて震えてくる
もうダメよ ザラストロさまのお出ましだわ
ねずみだったらひょいと隠れちまうのに
かたつむりみたいに小さかったら 殻の中に入り込んじゃうのに
何て言えばいいんだろうね?
真実を! 真実を言うの、例えそれが罪になるとしても

(信者たちの行列。最後にザラストロが6頭のライオンに引かれた立派な 車に乗って登場)

万歳!ザラストロさまを讃えよう
あの方になら心から従うことができる
いつまでも賢者として幸福に暮らしてほしいから
皆あなたを崇めます

(ザラストロが車から降りる)


(ひざまづく) ザラストロさま、私は罪人でございます
あなたのお力から逃れようとしました
しかし悪いのは私ではありません
あの黒人が私に迫りましたため ここから逃げようとしたのです
立ちなさい 元気をお出し
聞くまでもなく あなたの心はよくわかっている
とある男を愛しているあなたに愛を強要するつもりはない
かと言って自由の身にするわけにもいかぬ
子の務めを果たしたいのです 私の母は…
彼女の元では あなたは幸せになれぬだろう
私の懐かしい母は…
高慢な女だ
女を導くのは男の務め 男がいないと女は道を踏み外してしまう




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