(弁者と第2の神官が松明を持って出てくる)

よその国の者たちよ、何を求めてこの城壁の中へ入って来た?
友情と愛を。
王子よ、考え直すなら今のうちだ。命賭けだぞ。先へ進めば後戻りはできぬぞ。
私の目的は叡智の教えを得ること。パミーナと結ばれることがその見返りです。
どんな試練も受ける覚悟があるなら手を出しなさい。 (互いの手を差し伸べる)  よろしい。
(パパゲーノに) お前も叡智の教えのために闘うのか?
や、おれは自然に生きる男、寝て飲み食いすりゃ満足よ。かわいい彼女が欲しいけど。
試練に耐えなければ、娘さんは見つからないぞ。我々の掟に従い、死を恐れぬ試練に。
ふーん、独り者のままでいいよ。
ザラストロさまが、肌も髪も目の色も服もお前と同じ美しい貞淑な娘をお前に用意して おいてくださったとしたらどうだ?
おれと同じ?その娘は若いんですか?
若くて美しい。名はパパゲーナ。
パパゲーナ?ちょっと興味が湧いたよ。会ってみたい気がするね。
会えるが、許しが出るまで娘と口を聞いてはならぬぞ。では誓いだ。
王子よ、神々はあなたにも沈黙を命ぜられた。パミーナに会っても決して 口を聞いてはいけない。
さあ、試練の始まりだ。




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