(奈落から老婆が水の入った盃を盆に乗せて上がってくる)

それ、おれにかい?
そうだよ。
(飲む) うん、これは紛れもなく水だ。ここはお客にこういうもてなしをするのかい?
そうだよ。
これじゃお客は滅多に来ないね。
滅多にないね。
おれの隣においでよ、婆さん。気分がくさくさしちゃって。あんたいくつだい?
18歳と2分。
ハハハ!へぇ。彼氏はいるの?
もちろん!わたしより10も年上だよ。
ラブラブだね、いいね。彼氏の名前は?
パパゲーノ。
…パパゲーノ!?そいつは今どこにいるんだい?
わたしの目の前に。
おれがあんたの彼氏?
(頷く老婆の顔に水をぶっかける) あんたの名は?
わたしは… (激しい雷。彼女は足を引きずりながら走り去る)
あ、待てよ!
(怒っているタミーノに) もう一言もしゃべりませんから。




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