ラムネ

カラリ 呼吸を止め
小さな気泡が上る
絶え間なく揺れて
透明な水色をのみ込む

カラリ 静けさに横たわり
カラリ どこかで砕け

想起するその音に泣きたくなって
青い硝子玉を
口に含んで目を瞑った

カラリ
カラリ

小さな音は上りきる前に
咽の辺りで身を寄せて
静かに溶けて消えた

痛むのは
残った青い硝子玉と
けだるい甘さで刺され焼けた咽だけ
それだけだから
だから泣かない

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